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冬の太陽光発電システム、定期点検で安心・長持ち

2025.03.12

近年、太陽光発電の普及により多くのご家庭でソーラーパネルを導入されています。設備の性能を維持するには適切な点検が欠かせず、特に冬季は雪による故障リスクに注意が必要です。システムをより長く安心してお使いいただくため、チェックポイントと定期点検のポイントをご紹介します。

 

太陽光発電システム故障チェックポイント

以下のような状況が発生した場合は、太陽光発電システムに異常がないかチェックが必要です。まずは安全な場所から目視で確認し、異常が見られた際は専門業者に点検を依頼しましょう。

 

1.大雪

積雪の重みでソーラーパネルが折れたり曲がったりする可能性があります。また、スタンドや支柱、配線、バッテリーなどの付属設備が損傷を受けることがあるため、積雪後の確認が重要です。

 

2.強風・台風・落雷など

強風で飛ばされてきた物がパネルに衝突して破損したり、大雨や強風で付属設備が外れたりすることがあります。特に落雷は電子機器に深刻な損傷を与える可能性があるため、天候の悪化後は注意が必要です。

 

3.鳥が巣を作った

ソーラーパネルの下は温かく雨風も防げるため、鳥が巣を作りやすい環境です。鳥の羽やフン、巣の材料が機器に付着すると腐食や故障の原因となり、パネルが汚れることで発電効率も低下するため、早めの対応が大切です。

 

4.発電効率の低下

同じような天候条件でも発電量が急激に減少したり、不安定になったりする場合は、機器の故障や破損が考えられます。日頃から発電量をチェックし、急な変化には注意を払いましょう。

 

5.システムの不具合

システムの停止や不安定な動作は、機器の故障や破損のサインかもしれません。このような症状が見られた場合は、システム全体の点検が必要になる可能性があるため、専門家に相談することをお勧めします。

 

6.異常な音や臭い

普段と違う音や臭いがする場合は、故障や漏電の可能性があるため、特に注意が必要です。安全性に関わる重要な警告サインとなるため、異常を感じたらすぐに専門家に連絡しましょう。

 

定期的な点検で長く安心して使うために

太陽光発電システムは適切な管理をすれば約20~30年使用できますが、これは定期的な点検とメンテナンスが前提です。日頃から上記のチェックポイントを意識しながら、設置から1年後に1回、その後は4年に1回程度の専門家による点検を受けることをお勧めします。パワーコンディショナなどの付属設備は10~15年程度での交換が必要なため、普段の確認と定期的な点検を組み合わせることで、システムを長く安心してお使いいただけます。