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停電時の備えに石油ストーブを

2025.01.10

近年、断熱性能が高い住宅が増え、暖房をエアコンだけに頼るようになってきました。しかし、停電時にはエアコンは使えません。そんな時、電気に頼らない暖房器具があれば安心です。今回は、停電時の備えとしても活躍する石油ストーブの特徴と選び方をご紹介します。

 

石油ストーブの基本的な特徴

石油ストーブは電気を必要としない暖房器具です。灯油と電池(または着火道具)があれば使えるため、停電時も安心です。ほとんどの機種は電池式で、ボタン操作で簡単に点火できます。電池切れに備えて、着火道具も用意しておくとより安心です。

※石油ファンヒーターは電源が必要なため、停電時は使えません。

 

停電時に役立つ3つのメリット

  1. 電源不要の安定した暖房:エアコンが使えない停電時でも継続して使用できるため、寒い季節でも室内を暖かく保てます。燃料の灯油を備蓄しておけば、長期の停電にも対応できます。
  2. 補助照明としての活用:熱源となる芯が光を放つため、停電時の明かりとしても活用できます。暖房と照明の一石二鳥の効果が得られます。
  3. 簡易的な熱源として:上部にヤカンを載せてお湯を沸かすことができ、温かい飲み物の準備が可能です。調理用コンロ付きの「石油こんろ」タイプなら、より本格的な湯沸かしにも対応できます。

 

【安全にお使いいただくために】

※地震の際は、揺れが収まり安全確認ができるまで使用しないでください

※水害の際は絶対に使用しないでください

※使用時は必ず換気を行い、火災や一酸化炭素中毒に注意してください

※周囲に燃えやすい物を置かないようにしましょう

 

石油ストーブの種類と選び方

石油ストーブには2つの基本タイプがあります。それぞれに独自の特徴があるため、設置場所や使い方に応じて最適な機種を選ぶことが大切です。また、購入時は必ず安全基準を満たした「PSCマーク」付きの製品を選びましょう。

反射形の特徴:手軽さと速暖性を重視

・箱型で、反射板が熱を前方に集中させるため、すぐに暖まります

・背面が熱くなりにくく、壁際に置けます

・給油タンクが取り外せるので、給油が簡単です

・芯の赤い光で、ほどよい明るさも得られます

すばやい暖かさと給油のしやすさを重視する方、壁際への設置を考えている方におすすめです。

対流形の特徴:明るさと穏やかな暖かさを両立

・ランタン型で、ガラス筒や鉄板が芯を覆っています

・360度全方向に光が広がり、照明効果があります

・部屋全体がゆっくりと暖まっていきます

・給油は本体ごと移動する必要があります

部屋全体をじんわり暖めたい方や、明るい光も必要な方に適しています。